第6次自衛隊インド洋派遣に抗議集会開く
  24日午前10時、長崎県佐世保港海上自衛隊基地立神U号桟橋から、護衛艦「ゆうだち」がインド洋に向け、米軍後方支援作戦に出港していきました。
 昨年11月8日に第一次派遣から早くも第6次の引導への戦時派遣となりました。
 有事法制反対佐世保連絡会(山下千秋代表)では、午前9時30分から佐世保港前畑岸壁で「自衛隊派遣反対」抗議集会を開きました。集会には同連絡会参加団体の代表20人が集まり、次々と怒りの訴えを行いました。
 山下代表は「これでもかといわんばかりに憲法違反の戦時派遣の既成事実づくり攻撃がなされています。秋の国会での有事法制の意図と根を一つにした暴挙です」と訴えました。
 激励にかけつけた県原水協の片山明吉事務局長は、「原水爆禁止世界大会を成功させ、核先制使用も公言している雨理の横暴とこれに無批判に追随する小泉内閣を追いつめましょう」とあいさつしました。
 また、長崎平和委員会の富塚事務局長も、「いてもたってもおられない気持ちで毎回参加しています。被爆県長崎がアジアの平和をおびやかす中心的役割を担わされていることを直視し、はね返す運動をひろげましょう」と呼びかけました。
 新婦人佐世保支部の清家克子さんも、「戦中、出兵する兵隊さんを見送った記憶があります。今また同じ光景を見せられています。生命をうみ、育む女性こそ有事法制反対の運動を強めたいと思います」と決意を述べました。
 集会は最後に、出て行く「ゆうだち」にむかって、「インド洋戦時派遣反対」、「有事法制許さぬぞ」ね「『ゆうだち』は出て行くな」など、怒りのシュプレヒコールを唱和しました。