長崎港で、ドラと太鼓に合わせて熱戦 
 
 真夏の強い陽ざしと、水しぶきのなかで勇壮に繰りひろげられるペーロン競漕は、長崎の夏の風物詩。

 二十一日、長崎市の松が枝国際観光ふ頭前の長崎港で行われた長崎ペーロン選手権大会(実行委員会主催)最終日には、観光客や市民ら約四万人が周囲の岸壁をうめ、懸命の応援に声をからしました。

 前日の職場対抗や中学校チーム、女性チームの熱戦に続くこの日は地区対抗戦。二十五チームの中から、決勝に残った六チームが、往復千百五十bのコースを、ドラと太鼓の音に合わせて力強い息のあったかいさばきを見せました。白熱のレースを制したのは香焼町チーム、見事に四連覇を果たしました。

 この日の長崎港は監督船や観光遊覧船などでいっぱい、実況放送も行われていました。
長崎ペーロン選手権大会で香焼チームが4連覇
「しんぶん赤旗」7月23日