「この世から核兵器をなくそう」「被爆体験を若い世代に」と七月七日、長崎市の長崎原爆資料館で「第十四回ながさき平和大集会」(同実行委員会主催)が開かれ、約三百人が参加。高校生らが中心になって、平和への思いを国内外に発信しました。
 今年も、高校生自身が集会を運営。オランダの高校生との交流から署名活動が海外にも広がっていることや、「アフガニスタンとアジアの子どもたちに鉛筆を贈ろう」と支援活動に取り組んできたこと、核兵器廃絶を求める新・高校生一万人署名活動など、一年間を通じてすすめ広げてきた平和活動を報告しました。
 今年の平和大使(五代目)に選出された草野史興さん(長崎西高校三年)と白石優子さん(長崎南高校二年)は、「被爆地・長崎の平和への願いを世界に広げたい」と決意を表明しました。
 高齢化する被爆者をはじめ、会場につめかけた多くの市民から期待を込めた大きな拍手が送られました。
 集会では,二月に死去した故鎌田定夫・長崎平和研究所所長の活動を追悼して黙とう。被爆者の小峰秀孝さんらの講演に聞き入りました。
 日本政府に対し「非核三原則を法制化し、被爆国として核兵器廃絶運動の先頭に立つ」ことを求める「ながさき市民平和宣言」と、「平和への波を世界中に広げていきます」とする、「高校生平和宣言」を採択しました。
被爆地長崎で平和大集会
高校生が「平和宣言」採択 
「民主ながさき」7月11号より