提訴した前田氏らに感謝の声届く 

 姫野有文前社長ら幹部七人が逮捕された事件で、SSKの反社会的行為を告発した同造船所の元下請け・前田工業の前田和則さんと、「SSKの下請け・労働者いじめをなくし、補助金の違法取得疑惑をただす会」(山下千秋代表)は見解
を発表。
 「逮捕は佐世保市民の共通の思いであり当然、前田裁判が提起した道理ある主張と世論の力だ。しかし(SSKには)何一つ反省は見られない」として、全面的真相解明のためにも前田裁判勝利に全力をあげると表明しました。

 今年二月、前田さんは、SSKが下請けに押し付けた出向が「助成金を不正に受け取るための名簿だけのカラ出向。実態のない出向によって大きな損害を被った」として提訴。このなかで、下請けや労働者を犠牲にする同社の横暴が明らかとなり、「カラ教育」の実態も明るみに出ました。

 同社の姫野社長は三月の会見で、カラ教育の全てと、カラ出向の一部を認め強制捜査が行われていました。
ただす会が「姫野逮捕は当然」と見解