第73回メーデー長崎県集会は一日、長崎市公会堂前広場に約六百人が参加。「雇用を守れ」「医療改悪やめよ」などのプラカードやゼッケン、組合旗が立ち並ぶなか、西本一朗実行委員長は、「いまや政治を変えなければ平和も暮らしも守れない。小泉首相に政権担当能力はない」と、内閣退陣を要求しました。

 集会では、子育て事業を放棄する長崎市の保育所民間移譲に反対するたたかいや、受験競争をあおる県の「高校改革」問題などが報告され、「ムネオとマキコのうたごえコント」も登場、今日の
ゆがんだ政治を鋭く風刺しました。

 日本共産党の中田晋介県議は、「平和を守るべき被爆県の知事が、有事法制を容認するのは許せない」と、有事法制に反対するたたかいの強化を訴えました。

 黄色の帽子と「じん肺なくせ」のゼッケン姿の建設交運一般労組のデモ隊は八十五人、白石作蔵さんは、「国民に『痛み』だけ押し付け、景気回復も、ムネオ辞職もやれん小泉内閣はダメ」と語気を強めました。

 メーデー集会は県内五カ所で開かれ日本共産党の県議、市・町議らは隊列の先頭に立ちました。
第73回メーデー
 長崎県集会で雇用と暮らし、平和と命を守ろうと訴え