長崎県佐世保市にある佐世保重工(SSK)の公金不正取得や下請け代金未払い問題で、「SSKの下請け業者・労働者いじめをなくし、補助金違法取得疑惑をただす会」(代表・諌山伸児氏ら五人)は十七日、同市のアーケード街で街頭宣伝を行い、「SSK姫野社長は『カラ出向』の全容を語れ」と訴えました。

 SSKを提訴した元下請け業者の前田和則さんは、「造船マンが安心して働けるSSKにしたいと思って立ち上がった」と、これまでの苦悩や思いを語り、裁判への支援と「ただす会」への入会を訴えました。
 参加した二十数人は、「SSKは下請けいじめやめよ」「社長は部下に責任転嫁するな」などと訴えながら、市民にビラ一千枚を配りました。

 ビラを受け取った人の間からは、「SSKはひどいことをする」「息子も職場で会社にいやがらせをされている。がんばって」など、激励の声が寄せられました。

 「ただす会」は、前田さんの裁判を支援し、SSKによる下請け業者や労働者いじめを根絶するために二月二十八日結成されました。(連絡先は0956-24-1345)
「SSKのやることはひどい、がんばって」と市民から激励の声
しんぶん赤旗」3月19日付けより