核兵器廃絶運動の重要性学ぶ
原水爆禁止長崎県協議会(県原水協)は六日、長崎市の県勤労福祉会館で新春の集いを開き、原水爆禁止運動の到達点と二〇〇二年の課題について学習しました。
日本原水協の高草木博事務局長が、「新たな重要性・緊急性をもつ核兵器廃絶の課題」と題して講演、約六十人が参加しました。
高草木氏は、米国がテロ根絶を口実に新しい戦争と称して報復戦争について、「ブッシュ政権の危険な一国行動主義を示すもの。しかし世界がこれに同調しているわけではない」として日本の突出した対米追随を批判。 「『テロは重大な犯罪、法による解決を』と指摘した日本原水協のメッセージが世界に大きな影響を与えた」と強調しました。
高草木氏は、「原水爆禁止運動の本流は前進しており、孤立しているのは米国」と具体例を紹介しながら、「このような時だからこそ大義と世論をしっかり握り、草の根からの運動をすすめよう」と呼びかけました。
参加者からは、「テロ根絶は法と理性でというが、具体的にはどういうことか」「もっと国連主導にならないのか」などの質問や意見が出されました。