「米国寄りの情報が多い。もっと真実を知りたい」など活発な討論 

 高校生平和大使や高校生一万人署名活動をすすめてきた、長崎県内の高校生は十月十三日、長崎市でテロや報復戦争について考え、平和のために何が出きるか話し合おうと「討論集会」を開きました
。高校生三十人と討論を見守る大人たちが参加しました。

 コーディネーターを務めた中村麻美さん(長崎西校二年)はテロ事件後、「私たちのこれまでの活動は何だったのか」と振り返った。高校生百人から集めたアンケートで、「多くが報復では何も生まれない、平和的解決の方法はないのかと答えた」と報告しました。

 討論では、「テレビや新聞の情報は米国に片寄っているのではないか」との意見が目立ち、「何が真実かよく学び考えたい」と話していました。

 伊藤さん(長崎南高校三年)は、「テロ被害者の身内の人も『戦争では救われない』と言っていることを知り、米国の人もみんな同じではないと分かった」と発言。 吉田君(長崎南高校三年)は、「日本は被爆を体験した国として、もっと平和に役立つことを訴えることが大切だと思う」とのべました。

 高校生の活動に励まされ参加したという中学生も、「平和のために何かをやりたい」と元気に発言しました。
テロと戦争で高校生「討論集会」