日本共産党

2001年9月21日(金)「しんぶん赤旗」

米原潜入港に抗議集会

テロ後、厳戒態勢の佐世保で


 同時多発テロで米国の軍事報復準備が進むなか、米海軍の原子力潜水艦ブレマートンが二十日、長崎県佐世保に入港しました。午前九時半、港入口に黒い姿を現した同艦はそのまま赤崎一号岸壁に接岸、自衛隊の最新鋭護衛艦あさぎりも後を追って入港しました。

 原水爆禁止佐世保協議会と同市平和委員会は、対岸の前畑岸壁で緊急抗議集会を開き、団体代表や市民ら二十人が「テロを許すな、軍事報復反対」「米国は戦争計画を中止せよ、自衛隊の軍事報復協力反対」と、唱和を繰り返しました。

 佐世保原水協の山下千秋理事長は、「真っ赤な燃料輸送艦が入り、陸上の弾薬輸送も行われた。厳戒態勢のなか、原潜が真っ先に佐世保に入港したことは重大。核兵器積載の疑惑も濃厚であり、戦争と直結していることは明らか」と、怒りを込めて報告しました。

 長崎県原水協の片山明吉事務局長、日本共産党の中尾武憲北部地区委員長もかけつけあいさつしました。