新日本婦人の会長崎県本部と同長崎支部は十九日、長崎市の鉄橋(てつばし)で米国同時多発テロ事件で街頭宣伝を行い、「女性は戦争への道を開くテロも軍事報復も許しません」と訴えてビラを配り、小泉首相とブッシュ大統領あての「ひとことカード」記入を呼びかけました。

 前田保子県本部会長らの、「平和憲法を守ってきた日本女性は今こそ戦争ノーの声をあげましょう」との訴えに、買物帰りの女性や女子学生が次々にかけ寄り、「カード」にメッセージを書き込んでいました。

 市内に住む坂本ミチ子さんや多くの女性は、「戦争はやめてください、平和的な解決を米国に求めてください」との声をあげました。二十八歳の女性は、「『この機会に』と憲法9条をなし崩しに壊さないで」と訴えました。

 また多くの高校生は、「罪もない人を戦争に巻き込むのはやめてください」とカードに記入していました。

 この日は佐世保市四ケ町でも、同市の平和委員会と原水爆禁止協議会の代表七人が、「軍事報復という敵(かたき)討ちは国際法違反。テロ根絶のためには国連を中心にした法にもとづく厳正な処罰を」などと訴えるビラ七百枚を市民に配りました。
同時多発テロで新婦人などが宣伝
「平和的な解決を」と次々にひとことカードに記入
「しんぶん赤旗」2001年9月21日付けより