黄門さまのお裁きに拍手かっさい
長崎市にある大浦診療所のデイケア室。十二日は「大敬老会」です。
「この印籠が目に入らぬか:」と、黄門さま一行が悪人を一喝します。
「庶民の苦しみをなくすのが政(まつりごと)。介護保険料を払えんからと、娘を身売りさせるとは何事じゃ」と、悪代官らをこらしめる場面に、集まった八十人のお年寄りは大喜びです。
九十二歳の井手辰雄さんがふんする黄門さまの〃名セリフ〃に「その通り」と声が飛びます。「よう似合っとるよ」と、笑顔いっぱい、拍手いっぱいでした。
〃♪テレビばかりじゃ、十年早くボケますよ〃と、みんなで「ボケない小唄」も歌いました。
長崎市の最高齢者、濱イシさん(106歳)も元気な姿を見せました。