中 重治氏が「小泉内閣の医療改悪」で講演
社会保障拡充の運動を訴え
            「しんぶん赤旗」8月27日付けから

 長崎県社会保障推進協議会(県社保協)は二十四日、長崎市の県勤労福祉会館で学習会を開き、「小泉『構造改革』を斬る」と題して、全国保険医団体連合会の中 重治事務局次長が、いますすめられている医療改悪の動きと運動の方向について講演しました。

 長崎市内の医師や看護婦、医療関係者など約四十人が参加、資料も使った分かりやすい話にメモをとるなどして聞き入っていました。

 中氏は、小泉内閣がすすめる医療改革について、@組合健保本人の三割負担 A高齢者すべてからの保険料徴収と一部二割負担 B政府管掌健保の引き上げ C差額ベッドなど保険外負担引き上げ、D診療報酬のマイナス改定などが具体的内容であるとして、「これらを許さないために、これからの世論と運動がカギ」と強調しました。

 参加者からは、「国家財政と社会保障の関係から話され、なぜ医療改悪がごり押しされようとしているかよくわかった」などの感想が出されていました。
医療改悪で学習会