干拓中止こそ賢明な選択 共同センターが県に要請  
         「民主ながさき」6月11号より
  諫早湾の干潟を守る県共同センター(高村暎代表)は四日、先に知事あてに申し入れていた「諫早湾干潟の再生で有明海をよみがえらせるための提案」について、県当局の回答を求め意見交換しました。
 漁業者が生活できる有明海の再生と、背後地の防災問題を両立させる方策を真しに検討しようとの趣旨で懇談を求めたもので、共同センターの代表十人と県の担当者が参加しました。
  高村代表らは、「諫早湾干拓事業自体がゆきづまっており、より効果的な防災対策はほかにもある。事業の中止・見直しこそ現時点での賢明な選択」と強調、「県民の声は推進ではない。偏った誇大宣伝はやめよ」「漁民の声にもっと耳を傾けるべきだ」とのべました。
 県の真崎信之農林部長は、「ノリ不作は湾の閉め切りが原因とは思わない。第三者委員会でもそんな意見はない」などとくりかえしました。
 日本共産党から中田晋介県議、福岡洋一諫早市議が同席しました。