憲法守る市民運動を
5.3つどいで新井信之氏が講演
 5月3日、午前10時30分から長崎市女性センター・アマランス研修室で「5.3憲法を考えるつどい」が開かれ、約80人が参加しました。
 最初に横山茂樹「つどい」代表委員(弁護士)が、「小泉首相のもとで憲法が危機的状況にある。9条の平和主義を守ることが大事。生活と権利を守る大きな力が憲法にはある」と開会あいさつしました。 
 記念講演は「この国のかたちと平和憲法のゆくえ」と題して、新井信之長崎外国語大学助教授(憲法学)が行いました。新井氏は、新しい国家主義の流れが強まっている情勢、日本国憲法誕生の経過、憲法の基本原則、国民・住民(主権者)の政治参加を促す市民運動の役割などについて一時間話し、「憲法守る市民運動を」と呼びかけました。
 この後、「歴史教科書問題」について歴教協の斉藤武男氏、「諌早湾干拓は見直しを」と題して干潟を守る共同センターの高村暎氏など7人が、憲法と暮らし、教育、権利などの問題について発言しました。
 最後に、「改憲勢力は憲法『改正』論議に拍車をかけ、『戦争できる国』づくりに暴走している。私たちは、憲法を守る世論と運動を広げ、次世代に伝え、憲法を暮らしの中に生かすとりくみをすすめます」という、つどいアピールを採択しました。