2001年1月28日、有明海沿岸のノリ養殖の不作問題などで、漁船1500隻が大規模な海上デモを行いました。参加したのは福岡、佐賀、熊本、長崎の4県の漁民6000人で、諌早湾干拓の潮受け堤防前に午前11時に集結しました。そして水門に向かい、「宝の海を返せ」「水門を開けろ」「諌早湾干拓の中止を」など、一斉にシュプレヒコールをあげました。
 一方、潮受け堤防の北部水門(高来町)入り口の堤防付近には、福岡、熊本からかけつけた漁協の婦人部のみなさん、自然保護団体、長崎県内の「諌早湾の干潟を守る県共同センター」などの諸団体から約700人が集まり、海上デモの漁船に盛んに手を振ったり、「日本一のノリを取り戻そう」とシュプレヒコールをあげるなど、支援行動を行いました。
 なお、日本共産党長崎県委員会の中田晋介県会議員、山下好丸農漁民部長は県内の漁船に乗船し、漁民とともに抗議行動を行いました。また、陸からの支援行動には深町孝郎県委員長、山下満昭書記長、西村貴恵子県会議員が。さらに、党中部地区委員会からは党旗をかかげて、石丸完治地区委員長や諌早市議団、近隣の町の町議、支部の党員ら多数が漁民への支援行動に参加しました。
多くの漁船が水門前に続々と結集
1300隻の船が整然と並び、抗議行動。上空にはヘリコプター9機が舞う。
陸からは700人が支援行動。赤い旗は党中部地区委員会の旗。
「宝の海を返せ」、4県漁民が1500隻で諌早湾干拓に抗議行動