国民の願い背負って 九州・沖縄ブロック

米国いいなり外交ただす
不正とムダづかいなくす

あかみね政賢 57 前

田村貴昭   44 新

西村きえ子  58 新


 あかみね政賢さんの、任期中の質問回数は、九州・沖縄の全国会議員中トップ。質問主意書を含め百回を超します。二期五年間、安保条約絶対・アメリカいいなりの「弱腰外交」をただし、「基地なくせ」の世論をリードしてきました。アメリカの要求を受けて憲法九条が変えさせられようとしている時だけに、国会になくてはならない人です。

 米軍犯罪は三十年間で七千件、「思いやり予算」の全容、「米軍再編」の実態…。「この訴えに耳をかたむけない政府とは、いったいどこの国の政府か」。小泉内閣になってからいっそうひどくなった対米従属ぶりを事実で明らかにし、国民の要求実現のため奮闘してきました。

 住宅地に隣接し危険な米軍都市型戦闘訓練(沖縄県金武町)でも、日本政府が「中止を求めるわけにはいかない」としているのに対し、「国民の命・安全よりも安保条約を最優先するのか」と超党派で県民の怒りが爆発。あかみねさんは国会質問でその声を取り上げ、中止・撤去を求めました。

 金武町伊芸区の池原政文区長は「あかみねさんは国会に必要な人です。ぜひがんばってください」と語ります。

 あかみねさんは国会質問で、諫早湾干拓・有明海問題、産廃処分場問題、労災病院・厚生年金病院の存続、保育所の消費税非課税適用などを要求。公立小中学校の耐震化では、小泉首相に「耐震化の早急な確保につとめる」と答弁させました。

 福岡県西方沖地震で、あかみねさん、田村貴昭さんはただちに現地に駆けつけ、被災者の要望を聞き、激励。都市部と離島という二つの被害の特徴を踏まえた被災者救済対策を国に迫りました。

 九州・沖縄には、諫早湾干拓、大分・大入島海岸埋め立てなど、自民、公明、民主が推進するむだな大型開発が数多くあります。

 田村さんは北九州市議時代から税金のムダづかいをただす論客として、実績をあげてきました。

 韓国に調査に行き、韓国最大の船会社が北九州港の利用を考えていないことを突き止め、運輸省(当時)幹部から「絵に描いたモチ」との発言も引き出し、二千億円のむだな国際港計画を中止に追い込みました。「国会に送っていただいたら、日本にあまたある不正とムダづかいをなくし、国民本位に切りかえる」と燃えています。

 西村きえ子さんは、長崎・多良見町議四期、県議一期を務め、諫早湾干拓問題など住民の要求実現のため数々の実績をきずいてきました。「いのち第一、被爆地長崎の心を国政へ」と、たしかな野党・共産党の躍進を訴えて駆けめぐっています。

■九州・沖縄ブロック(定数21)

 定数は二十一。日本共産党は複数議席の回復必ずと、前回比一・四倍、六十一万票をめざします。前回当選は、共産一、自民八、民主七、公明三、社民二。前回自民推薦の自民元県議が民主公認で出たり、社民党の副党首や元政審会長が民主党にくら替えし小選挙区で出馬しています。

2005年8月24日(水)「しんぶん赤旗