三井松島じん肺全面勝利解決祝賀会あいさつ

 7月22日、長崎市内で行われた「三井松島じん肺訴訟」全面勝利解決祝賀会で、ふちせ栄子参院候補は、日本共産党を代表してあいさつしました。
その、あいさつを紹介します。


 全面勝利解決、本当におめでとうございます。ご紹介いただきました日本共産党国会議員団長崎県事務所長をしておりますふちせ栄子でございます。党を代表しまして、心からお喜び申しあげます。
 また、提訴後に19名もの方々が亡くなられ、今日の祝賀会を共に祝うことができないことをとても残念に思います。このことに示されているように、この全面勝利解決を勝ち取るために、まさに命がけで、さまざまな困難を乗り越えてこられた皆様のご苦労を、今日はねぎらわせていただきたいと思います。

 私自身が、皆様と直接関わらせてもらうことになったのは、当時、日本共産党参議院議員であった西山登紀子さんの池島炭鉱調査に同行したのが、きっかけでした。
 池島炭鉱で働く労働者の方から、現場を改善してほしいとの願いが日本共産党に届けられました。そこで、西山登紀子参議院議員がさっそく池島に渡ることになり、労働者側・会社側そして〇Bの方々の話を聞く場に、私も同席しました。

 その後、建交労の西彼北班が、毎月必ず1回は大瀬戸町の雪浦で、班会議を開いていることを教えていただき、私は、時間が許す時には、この会議に参加し、じん肺のことはもちろん、裁判の経過などを学んできました。
 そして、国にじん肺根絶を求める意見書を提出するために、大瀬戸町議会議員として紹介議員を引き受け、皆様と一緒に署名を集めて働きかけ、全会一致で採決されました。県内でも、次から次へと議会で意見書が可決されていきました。

 今日、こうして全面勝利解決を祝う場に参加させていただけることを心から喜んでいます。しかし、先ほど、建交労本部委員長のごあいさつにもありましたように、大きな課題が残されています。人を人として尊重し、安心して働ける職場を確保するために、国が責任をきちんと果たすことのできる政治に切り替えていく仕事です。
 7月18日から19日に、私たち日本共産党長崎県委員会は、県民のみなさんの切実な要求を届けるために、上京し政府交渉を行ってきました。トンネルじん肺原告団が、控訴するな、じん肺をなくせとシュプレヒコールを行われている中で、中里研哉長崎県本部委員長と共に、じん肺・振動病・アスベスト問題の解決を求めてきました。

 私は、来年の夏に行われる参議院選挙に、選挙区候補として立候補する予定です。政治を切り替えるため春名なおあき比例候補とともに頑張ります。ぜひ、ご支援いただきますことを心からお願いいたしまして、私からのお祝いと連帯のごあいさつとさせていただきます。