いかがお過ごしですか。日本共産党の県政策委員長、原口敏彦です。
 国民の7割、8割が反対する年金改悪法が強行採決されました。私はあのとき、「年金をこれ以上削られたら生きていけない」と私の手をしっかり握りしめたおばあちゃんの顔を思い出し、怒りで体が震えました。しかも、保険料は限りなく上がり、受けとる年金は下がり続けることが、日本共産党の追及で明らかになりました。「100年安心」なんてとんでもありません。
 みなさん、年金改悪に反対するお気持ちを日本共産党にお寄せください。

 年金問題の解決のためにはどうしても予算の使い方を改める必要があります。日本共産党はムダと環境破壊の諫早湾干拓を中止するなど大型公共事業費を削り、社会保障を予算の主役にします。そうすれば、すべて国の負担で、誰にでも月5万円の年金を保障し、その上にこれまで納めた保険料に応じて支給額を上乗せすることができます。
 予算の使い方に手を付けない「改革」では自民党・公明党のように保険料を引き上げたり、民主党のように消費税を増税するなど国民の負担を増やすことにしかなりません。
 日本共産党は年金改悪の実施を中止するための法案を次の国会に提出します。ご一緒に、安心できる年金制度をつくるために、国民的な討論をまきおこしましょう。

 いまイラクでは、米英軍と行動をともにしていた国が次々と部隊を引き揚げ始めています。大義も道理もないイラク戦争を支持し、残虐で非道な占領支配にどこまでも協力する日本は、ついに多国籍軍への参加まで決めてしまいました。いま日本はアメリカと一緒に、世界から孤立する道を進んでいます。イラクの平和と復興のためにも自衛隊のイラクからのすみやかな撤退を強く求めます。

 憲法9条は、「二度と戦争を繰り返さない」という決意が刻み込まれた、日本が世界に誇る宝です。この9条の改悪は戦争への道です。私は、戦前から戦争に命がけで反対した日本共産党の一員として、被爆長崎県民の一人として、憲法9条を守るために力をつくします。

 佐世保での事件に多くの県民のみなさんが胸を痛めています。2人の少女と小学6年生の私の娘の顔が重なってしまい、言いようのないつらい気持ちで心が締めつけられます。
 子どもたちの世界は大人社会の現実を映す鏡です。なにより私たち大人が命や平和を大切にする政治や社会をつくってこそ、子どもたちに命の大切さを伝えることができるのではないでしょうか。私もそのために力を尽くす決意です。

 みなさん、国民の痛みや苦しみをやわらげることが政治の本当の役割ではないでしょうか。
 日本共産党は党をつくって82年、「国民の苦しみをとりのぞくこと」を何より大事にしてきました。私は、私利私欲ではなく、困っている人たちの立場でひたむきに努力する日本共産党の姿に共感し、20数年間この党とともに歩んできました。だからこそ、年金の改悪や消費税の増税など、これ以上の耐えがたい痛みを押しつける政治は許せないんです。
 どうか、自民党の悪政と国民の立場で対決する本物の野党、日本共産党にあなたのご支持をお寄せください。
本物の野党、日本共産党に大きなご支持を

党県政策委員長 原口敏彦