「暮らしと憲法守る国民第一の政治を」と参院選での躍進訴え。「年金は減る一方、小泉さんはやめてもらいたい」と市民の声

 公示まで一ヵ月に迫った参院選で、日本共産党躍進をめざす第二次九州・沖縄キャラバンは二十一日、長崎市内に入り、原口敏彦参院長崎選挙区候補と小沢和秋前衆院議員が、住宅地や繁華街など十カ所で街頭演説、周辺では、「こんにちは」パンフをいっせいに配りました。
 原口候補は、国会でウソの説明をしていた年金改悪法案について、「保険料は天井知らず、給付は加齢とともに下がる一方」と、共産党の追及で明らかになった事実を解明、「国民世論で必ず廃案に」と訴えました。
 イラク問題にふれた小沢氏は、「自衛隊派兵に反対した民主党は、なぜ撤退を求めないのか」と指摘。「保守二大政党では悪政に何の歯止めもかけられない。日本共産党の前進なくして暮らしも憲法九条も守れない」と、参院選での支援を呼びかけました。
 住宅地で日傘をさして演説を聞いていた女性は、「自衛隊をイラクに出す金があったら、年金や福祉に回してもらいたい」と演説に拍手。そばでは窓を開けて手をふる人の姿もありました。
 繁華街・ステラ座前は昼休み時。友人を待っていた女性は、「介護保険料もあるし、年金は下がる一方。小泉さんは調子よすぎて信用できない」と評しました。まわりでは配られたパンフに熱心に目を通す市民も多く見られました。
九州キャラバンカーが長崎入り
 原口候補と小沢前議員が訴え
「しんぶん赤旗」2004/5/22