「宝の海・有明海」の再生をめざす、日本共産党九州・沖縄ブロックの有明キャラバンがスタートした十三日、小沢和秋前衆院議員と西村きえ子衆院比例候補、石丸完治同二区候補は、長崎県諫早市、島原市など有明海沿岸九カ所で街頭演説。夜は漁民と懇談し、「日本共産党の躍進こそ諫早湾干拓中止の確かな力」と訴えました。
 有明海異変が進行するなか、漁民や市民の声をもとに十五回もの質問を繰り返して事業推進の論拠を崩してきた日本共産党と小沢議員。「ムダなだけでなく、環境も漁民の生活も破壊してきたのが諌早干拓事業だった」と強調。「共産党に一番親身になって心配してもらっている」などの声が聞かれました。
 西村候補は、「自民党だけでなく民主党県連も受注企業から献金を受け取り事業を推進してきた。菅代表が『干拓中止』を口にしてもやめさせられない」と、県議会の実態を報告しました。
 有明町での漁民との懇談では、「海底のくぼ地ほどへドロが溜まり広がっている。場所を探しまわる漁になり労力は三倍」(タコ漁の男性)、「二年前にパートに出て、保険を解約して生計をたてている」「この先、子どもをちゃんと学校にやれるか心配」(主婦)、「自分が納めた税金で苦しめられるのはたまらない。ムダな事業はやめ、排水門を開けてもらいたい」など、切実な声が次々に出されていました。
有明キャラバン、小沢衆院議員と西村比候補、石丸二区候補が訴え
「しんぶん赤旗」03/10/15