五島列島の小学校で教べんをとっていた、元教師の寺田敏之長崎三区候補は、離島の課題をだれよりもよく分かり、行動力にあふれています。
 十五日には対馬を縦断して街頭演説。聞いていたお年寄りは「あんたの話の通り。若い人に仕事がないから悪いことが起こる、定住できる仕事場を」と、涙ながらに訴えました。対馬空港での小型飛行機墜落事故にも直面し、直ちに調査に駆けつけました。
 波佐見町や川棚町では、不況に苦しむ陶磁器関係業者などの声に耳を傾け懇談しました。
 大村市では、街頭演説の合間をぬって党支部や後援会の人たちとともに行動、「みなさんに励まされ元気にがんばれます」と、ポスター張りなどに汗を流しました。二十五日には県内のトップをきって福江市での演説会に臨みます。

 「暮らしや不況問題の訴えに一番の反響がある」と、街頭演説への手応えを語る中尾武憲同四区候補。北松浦郡や平戸市を回ったとき、「小泉さんの政治は老人は死ねということ」「商売を今までがんばってきたけど、もうやめるのは時間の問題」などと、あちこちで住民の悲鳴が聞こえたといいます。
 佐世保市内でも、仕事の手を休めて話を聞いた男性が、握手を求めながら「共産党の言う通り、がんばって」と、励ましを込めていいました。「答えは共通しているんです」という中尾候補は、そんなとき必ず、「アメリカ言いなり大企業優遇の政治が、経済でも平和の問題でもひどい状況を生んでいます。この大本を変えることが必要です」と、日本共産党への支援を訴えます。
 初めて渡った離島の町では町長ら町の幹部と懇談。町村合併問題で「国や県の方だけ向いていては町民の利益は守れない」との声も聞きました。「たった今、公明党県議が『共産党に負けられん』と話して帰った」との話も聞き、「他党には負けられん」と気概を燃やしています。選挙戦はまっ只中です。
がんばる小選挙区候補(下)
「支部や後援会とともに、楽しく活発に」と寺田候補
「他党に負けない気概で」首長とも対話の中尾候補
「しんぶん赤旗」03/9/24