総選挙に向けた本格的活動としてスタートした県内キャラバン宣伝。日本共産党の原口敏彦長崎一区候補は、大学を卒業しても就職できない息子の苦悩とその後ろ姿を見る親のつらさを訴える母親の声を紹介し、「青年に働く場さえ与えられない自民・公明政治に、どうして国民の暮らしや福祉、中小企業の経営が守れるか」と気迫の訴え。小泉政権がすすめる国民犠牲の政治を、日本共産党とともに大本から転換しようと呼びかけます。
 民主青年同盟の県の責任者として、長く青年の要求実現の先頭に立ってきた原口候補は、「高卒^%、大卒で%しか就職できない実態を放置していて青年の未来はない」ときっぱり。「仕事がないのは自分の責任でしょうか」と語る青年の悩みを自らの悩みとし、働くルール確立、不況打開の道筋を訴える日々が続きます。



 諫早市と島原半島、西彼杵半島など県央をまたぐ二市三十町を駆け回わる石丸完治同二区候補、ムダな公共事業というだけでなく有明海の豊かな漁場をつぶす諫早湾干拓事業の見直しを求めて全力投球です。
 八日には県への申し入れに参加し、十一日には諫早湾を囲む地域の十四カ所で街頭演説。「湾周辺の低平地の防災は排水ポンプの増設と本来の堤防補強こそもっとも有効。調整池から吐き出される汚濁水が有明海全体を日々死滅させており、漁業で暮らしをたてている人の生活を奪ってはならない」と訴えました。
 遠巻きに演説を聞いていた男性Mは、「共産党の話はスジが通っている。きょうはよか話ば聞いた、がんばってほしい」と期待を寄せました。
 「干拓事業による干潟喪失で失われる浄化力は一千億円。先日も赤潮が発生して小長井町で大量のアサリが死滅した。『漁民の生活を守って欲しい、不況克服を』との声に何としても応えたい」|。石丸候補は、干拓事業がすすむ地元の日本共産党候補として、近づく総選挙への決意をこう語りました。
がんばる小選挙区候補(上)
青年に働く場を」と原口候補、
「ムダな公共事業・諫早湾干拓を見直して暮らし守れ」と石丸候補
『しんぶん赤旗』03/9/19