2010年12月21日、党県委員会が県議会の末吉議長に申し入れた内容は、以下の通りです。
長崎県議会議長 末吉光徳 様  
                                   2010年12月21日
                                     日本共産党長崎県委員会
                                       委員長   山下満昭
                                      県議会議員 堀江ひとみ

県議会議場での一部議員の「シュプレヒコール」等の行為に抗議し、県議会の品位を保つことについての申し入れ

 昨日、自民党や公明党の一部議員は本会議終了後、日本共産党の堀江ひとみ県議が「議場では行うべきではない」と抗議したにもかかわらず、用意していた「開門反対」のハチマキをしめて、開門に反対するシュプレヒコールをあげた。これには、中村法道知事や藤井健副知事らも同調した。
 そもそも「言論の府」たる県議会の議場は、県民の代表としての議員が意見を交わしあう場であり、一党一派が好き勝手に使うことは許されないものである。
 長崎県議会は会議規則を定めているが、その第88条で「議員は、議会の秩序及び品位を重んじなければならない」と明確に規定している。
 20日の一部議員による行為は、上記の規定に違反し、県議会の品位を著しくおとしめるものであり、日本共産党はこれに強く抗議する。
 また、長崎県議会傍聴規則では、「はち巻、腕章、たすき、ゼッケン、ヘルメットの類を着用し、又は携帯している者」の傍聴席への入場を禁止し、傍聴席では「騒ぎ立てないこと」、としている。
 県民にはこうしたことを求めながら、議員自らが議場において気勢を上げ、示威行為を行うのは、議会終了後だからと許されるものではない。
 さらに、「開門反対」という特定の立場に立つものの政治的行動を認めるなら、県議会議場ではあらゆる政治的立場の示威行為ができるようになり、混乱は必至である。

 以上を踏まえ、以下のことについて申し入れる。

                       記

一、議場管理に責任を負う議長として、今回の行為に対して厳重に対処すること。
一、二度とこのような行為がなされないよう、必要な措置をとること。
                                              以上