西彼杵半島を経由する長崎−佐世保直通バスの復活を求める申し入れ書
  2001年6月22日、日本共産党の西彼杵郡北部の4町の日本共産党支部は、合同で長崎県の交通局に、「西彼杵半島を経由する長崎ー佐世保直通バスの復活」などを求めて、申し入れを行いました。
 申しいれたのは、日本共産党の西彼、大瀬戸、西海、琴海の各支部の支部長です。そして、申し入れには中田晋介県議も同席しました。
 対応した交通局の近江営業部長と渕田運輸課長は、「自分たちや長崎バスは路線を残したかったが、西肥バスから拒否された」など、路線が廃止されたときのいきさつなど、説明しました。申し入れの全文は下にあります。
長崎市と佐世保市間、大瀬戸町と佐世保市間の直通バス復活についての申し入れ

 長崎県民の公共交通機関として貴重な役割をはたされているみなさんに敬意を表します。
 私たちは、西彼町、琴海町、西海町、大瀬戸町四町の町民が今、共通して困っている長崎市と佐世保市間、大瀬戸町と佐世保市間の直通バスの廃止を再検討し、ただちに復活していただくよう申し入れるものです。
 二〇〇一年四月から、長崎市と佐世保市間、大瀬戸町と佐世保市間を直通で結んでいたバスが廃止されたため、西彼町、琴海町、西海町、大瀬戸町四町の町民に様々な困難が生まれています。四町の日本共産党支部に寄せられた町民の切実な声は次の様なものです。 
◎佐世保の病院に行くのに、今までは乗り換えなしで行けたのに、二回も乗り換えないと行けない。そうでなければ、西海橋西口までタクシーで行って西肥バスに乗らなければならず、年金暮らしでは経済的に大変だ。
◎長崎まで行くのに今までは一時間ちょっとで行けたのに、今はバイオパーク、琴海ニュータウンと回っていくために一時間五〇分かかり、お年寄りは腰が痛くなったり、トイレの心配からバスに乗るのに躊躇する。
◎一日一〇本のバスがなくなり、車を持たない者は佐世保や長崎に行くのに非常に不便になった。
◎通学時間帯のバスが減り、今までより早く起きないと学校に間に合わなくなったため、親も子どもも負担が増えた。
 というもので、特にお年寄りと学生にとっては切実な問題となっています。
 バス路線の問題は、路線協議会で論議されるとうかがっておりますが、県民の足を確保するという大きな観点から、県交通局が積極的なイニシアチブを発揮されて、四町の町民の切実な願いに応えていただきますよう申し入れるものです。
 できるだけ早期のご検討をお願いするとともに、検討の結果を文書でご返答いただきたいと思います。
 右申し入れます。
 
 二〇〇一年六月二二日  
                   日本共産党西彼町支部長  岡 孝一
                   日本共産党琴海町支部長  樋口 清
                   日本共産党西海町支部長  渕 康裕
                   日本共産党大瀬戸町支部長 渕瀬 幸
長崎県交通局長
    古賀喜久義様