早期解決へ市民集会 三菱長船じん肺訴訟
 

三菱重工を相手に、じん肺根絶と補償を求めて裁判で争っている三菱長崎造船じん肺原哲郎団長)と同裁判を支援する会は四日、長崎市で「三菱重工のじん肺裁判引許すな!早期全面解決をめざす市民集会」を開き、約二百人が参加しました。
 原告団の塚原繁次副団長は、「三菱は自らの責任を回避し、医師の診断と国の審査によれたじん肺患者に『タバコの吸いすぎ』が原因として鑑定を申し立てた。怒り解決をめざそう」とあいさつ。すでに、「申し立て却下」を求める署名二万人に届けられたと報告されました。
 二十年間じん肺患者の治療にあたってきた山下兼彦医師は「鑑定申し立ては、患者の実場を無視した世間に通用しないもの」とのべ、熊谷悟郎弁護士は「三菱が和解なら、自らの力で早期判決を勝ち取ろう」と訴えました。
 「民主ながさき」4月11日号から紹介します。