2月議会 文教厚生委員会 3月6日
総合選抜制の廃止について
【堀江議員】 
 総合選抜制の廃止の問題。私は、平成15年に廃止されました総合選抜制度は、ぜひ見直してほしいと思っております。

 先ほどの答弁の中で、総合選抜制の廃止がどうだったかということに関しまして、大きな刺激を与えた、学校説明会の回数が増えた、国立大学へ一定の割合で合格していると。まさにあまりにもよかったかのようなお話をしていますが、私が知っている範囲ではそうではありません。近くの学校なのに行けない、そういう子どもたちもいるんですよ。国立大学に合格する人たちだけを見て、そういうふうに言っているのか。

 私は先ほどの質疑を聞きながら、ここは総務部かと思いました。私立学校ではないんです、公立学校です。どんな子どもにも必要最低限の学力をつける、これは私は公立学校としてやるべきことだと思っております。競争社会を生き抜くためには、それなりにすべてどの子も基礎的な学力はつけないと生きていけないんですよ。そういう意味では、特色ある学校といっても私は限界があると思いますので、総合選抜制の廃止の問題については、今後検証していただきたいと思っておりますので、その見解を再度求めます。

【尼崎県立学校改革推進室長】
 今回出している基本方針では総合選抜制度については触れておりませんので、また復活するという考えは持っておりません。

【堀江議員】
 私は復活してほしいと言っていないのよ、検証してくれと言っているんですよ。だって、先ほどの答弁は検証すると言ったでしょうが。検証しないの、そうしたら。私は検証してほしいと言っているんですよ。議題に挙げてください。もう一度答弁を求めます。

【尼崎県立学校改革推進室長】
 推進会議の際に一定の検証をいたしました。その中で検証をいたしておりますので、その結果については答申にもあらわれておりますので。

 必要に応じ、今の選抜制度がどうであるかということは検討していきたい、考えていきたいと思います。

【堀江議員】
 どっちにしても、議会の中で検証してほしいといういろんな立場からの意見が出ているのは事実ですから、検証してほしいといことを最後に要望して、質問を終わります。