文教委員会委員外発言
長崎南商業高等学校閉校後の跡地活用についての質疑
 2007年12月11日



●堀江県議
 県立長崎南商業高等学校閉校後の跡地活用についてです。この問題につきましては、今も検討するという答弁があっておりますが、9月文教委員会の中でもこれは同じ回答を致しております。
 県としては現有施設を活用することを基本に、検討していると。県庁内の10部局14課庁で構成をする県立学校跡地利用検討会議を設置し検討していると、いう風に答えております。そこで、私が最初にたずねたいのはこの9月議会から11月議会までの2ヶ月、どういう検討をされたのか?そのことをまずあきらかにしていただきたいと思います。

教育環境整備課長
 9月に1回それから11月に2回、開いているところでございます。検討の内容につきましては、委員の方から利用の提案があった施設と言いますか活用案について、どういったまずは活用策があるかということを少し深く掘り下げたということでございます。11月につきましても、同じような事を検討いたしまして、その時には茂木地区の振興協議会からの要望書が県の方にも届いておりましたので、そういったこともふまえて、参考にしながら検討を始めているという状況でございます。
 基本的にはまだ色々案は出ておりますけど、一定の方向性というのはかなり間口が広いということもございまして、今のところまだ検討の途上といいますか、そういった状況でございます。

●堀江県議
 検討しているということ、地元のみなさんの提案についても県庁内の協議会の中では、一つの題材にして検討しているというようなお答えだったと思います。
 そこで質問なんですが、この陳情項目の6番目にですね、県庁内の協議会だけではなく、県市をはじめ関係先が連携して協議を進めるための検討連絡会みたいなものをしてほしいということと、そして今回の茂木地区のみなさんの協議会も意見を述べる場を与えていただきたいという要望があっております。

 どういう活用にするのかという色んな事については、検討しているという事はわかりましたが、渡辺委員も指摘しましたようにこれはもう来年の4月からの問題で、しかも今は12月です。
 そういう意味で地元のみなさんが、一番不安に思うのはこのままですね、あそこがいわばバリケードがされると、そして使えなくなるという風になるんじゃないかと、そういう風になれば先程渡辺副委員長も申しましたとおり、これは後々問題が起こると、だからそういう意味では早急に結論を出していただきたいと、要望しています。

 この6番目の陳情項目の県庁内の検討会議だけではなく、関係する団体での検討連絡会みたいなのは作れないのか、そして、この協議会のみなさんは、これは消防もよんで色々検討されております。議題にあげるだけでなく関係者を呼んで、意見を述べる機会を持つことはできないのか、この二つ、これはすぐに判断できる事かと思うのですが、その点の見解を求めたいと思います。

教育環境整備課長
 要望項目の6番目、長崎市になるかと思いますけど関係機関による検討連絡会を設置していただきたい。
 それからその会議には当協議会も意見を述べる機会を与えていただきたいという要望でございます。これにつきましては、平成19年の3月に閉校しました、西陵高校長崎分校がございます。ここにつきましては、土地は長崎市所有でございましたけれども、その校舎建物についても、それを利用したいということがございまして、長崎市が地元住民の要望を聞いた上で、公共的活用をしたいと要望があったため、長崎市と検討を重ね、市の地区事務所や児童福祉施設等の活用を決定した経緯があります。

 今回の長崎南商業高等学校の跡地についても、県と市による検討連絡会議をあらためて設置をするということではなくして、地元に意見というのは長崎市の方にも要望があっておりますし、私どもも18年度から聞いておりまして、どういう要望内容というのはわかっている所でございます。
 そういった中でこれまで同様県と長崎市の話し合いの中で地元に意見やそれに対する市の考え方などを聞いていきたいということでございます。市とも連絡を密にしながら色々意見交換・検討しているところでございますので、この検討会議ということについてはあらためて設置する考えはございません。

 それから地元の意見を述べる機会という事で、要望がございますけれども、これにつきまして私も18年の2月に20名くらいの関係者の方と懇談をかなりやりまして、色々意見も聞いております。
 今回の11月に同じく茂木地区の振興協議会から要望書をいただいたおりも、かなり意見を聞いているところでございます。そういったことで、その時も申し上げたわけでございますけれども、やはり、陳情項目の内容を見ますと長崎市がどういう風に対応するかというところにかかる部分も非常に多いというところがございますので、長崎市の方にそういった意見とか考え方を申し出ていただいて、それに基づいて県と市が話し合いをしていくと、そういったことで今長崎市とは話し合いをしているところでございます。

●堀江県議
 課長、私はですね、この資料の6ページにもありますように、地元のみなさんが、仕事をした後あの支所に集まって、十数回を超える会合を開いてきた。そして地元のみなさんが、それぞれ消防の勉強や色んな事含めて勉強されて街づくりのために、どの跡地の活用がいいのか、一生懸命考えられてきた。それに答えるには、私はせめてこの協議会のみなさんの意見を、課長だけが聞くんじゃなくて、全部他の方も聞けるようなそういう機会を私はぜひ取ってほしい、とそういう風に思うんですよ。あなたが全部聞いたからといって、自分が代弁する形で言うのではなくて、当事者のみなさんの意見を述べる場だって与えていいじゃないですか。私は、そういう場を与えてほしいということを強く要望しておきたいと思います。