[西村きえ子議員]
 さきほど現物給付について長崎市からの要望書を受け取った部長の答弁がありましたが、同じく要望書を受け取った知事のご答弁をお願いいたします。私はここに少子化対策のために県が作成いたしました「スマイル長崎21」というのを持っています。このなかでいちばんの対策にあげられているのが「乳幼児の医療費助成」ということです。いま雇用不安のなかで子どもが病気になっても費用が心配になって病院に駆け込むことができない、利用しにくいといわれています。この制度が真に実効あるものとして有効に活用されるということがこの制度の趣旨だと思うです。そういう意味で知事は現物給付にふみだそうと考えているのか。市町村との協議がうまくいかなければ今のまま償還払いで仕方がないと考えているのか。

[答弁・金子知事]
 どういう方法がいいか、市町村が受け入れやすいかいま検討協議しているところです。できるだけ早く結論を出したいと思っております。


[質問・西村議員]
 知事として償還払いで仕方がないと思っているのか、現物給付がのぞましいと思っているのかお答えいただきたい。

[答弁・金子知事]
 知事としての発言は重みがあるんですよ。話し合いしている時に知事がこういったとなると何のために話し合いしているかとなる。話し合いをしているときに私がコメントすると影響がある。いわない方がいい。ご理解いただきたい。


[質問・西村議員]
 ぜひ現物給付の方向に実施をしていただきたい。そのことを申し上げておきます。
 それから介護保険料が払えないという深刻な声ですけれども、さきほど紹介されました生活保護基準の老夫婦のかたが、なんとか保護を受けずにがんばりたいということがありましたが、こういう人にたいして介護保険法施行令の38条で保険料を引き下げるようになっていますが、実際には市町村でなかなか実行されていない。いろいろ制限もありますがぜひ適用を広げるよう指導を強めるべきですが、ご答弁をお願いいたします。

[答弁・塚原福祉保健部長]
 実績としては県下で12年度12件、13年度5件となっています。

一般質問の関連質問 西村議員   
     12月5日