「核兵器廃絶のために地域からあなたの一歩を」と市内各地であみの目平和行進や映画会。大浦地域では七十人が行進

 長崎市内では、「核兵器廃絶のため地域からあなたの一歩を」と、中学校区ごとの「あみの目平和行進」や映画会、原爆パネル展などが連日行われています。
 二十四日夕方、大浦・梅香崎中学校区の「あみの目平和行進」には、斜面地の住民に喜ばれている斜行エレベーターに乗って、約七十人がグラバー園に近い高台の大浦展望公園に集まりました。
 世話人の里正善さんは、「(イラク派兵法で)国会が緊迫し、小泉内閣は国民を戦争のヤミに巻き込もうとしている。核兵器廃絶、平和への思いを込めて歩きましょう」とあいさつ。地域の自治会を代表して日本共産党の山本誠一市議が参加者を激励し、長崎市の伊藤一長市長のメッセージが紹介されました。
 「青い空は」などの歌を口ずさみ、乳母車を押し、手に手に「核兵器なくそう」と描かれたウチワを持ったにぎやかな行進に、「がんばって」と拍手を送る住民の姿も見られました。
 真っ先に駆けつけた小浦美智子さんAHは初参加、「核兵器をなくすことは市民みんなの願い。これからも喜んで参加したいです」と、たくさんの人といっしょに歩けるうれしさを話しました。 行進に先立つアニメ映画の上映会には、四十五人の子どもたちが集まりいっしょに平和を考えました。
2003国民平和大行進
連日「網の目」行進。上映会やパネル展も