雨の中、日見中校区で、平和行進と映画会に九十人

 長崎市内「あみの目平和行進」のトップをきる、日見中学校区の平和行進と映画会が十九日、同校区内の住民や子どもたち、近くの総合科学大学の先生など約九十人が参加して行われました。

 地域の人たちに支えられた同校区の平和行進は今年で十六回目。鮫島和夫・代表世話人は、「核兵器使用を公然と口にする動きが強まるなか、核兵器をなくす大事な一歩一歩です」とあいさつしました。

 直前までの激しい雨で、地域の学童保育の参加は中止でしたが、校区内の病院や商店、自治会長など、賛同者の名前が書かれた六十三本のペナントを掲げ、「核兵器も戦争もテロもない平和な地球を」と訴えながら住宅地約二・五`を行進。
 
 途中から、友だちといっしょに歩いた小・中学生も「原爆はいや」と声を出し、道に出て「ごくろうさん」と話しかける親子連れなどの姿も多くみられました。

 子ども連れで拍手を送っていた女性たちは、「子どもたちの時代が平和であってほしいと思い家から出てきました」「小さい地域ごとにあちこちで行進するのは親しみがもてます」と話していました。

 同校区では、今年も三回のチラシや手描きポスターなどで参加を呼びかけ。地域の家々を訪ねたり、手紙を出して賛同署名や募金を訴えるなど、「地域から核兵器廃絶の声を」と対話を続けてきました。
2002年の
網の目平和行進始まる
「しんぶん赤旗」2002年7月22日付け